ヴァレー州
(Valais)
日照率が高く気候も土壌もワイン造りに適したローヌ河沿いの谷にワイン産地が点在。南側に面した山の斜面一帯にパッチワークのように広がる小さな葡萄畑が特徴。22000軒ある栽培農家の中で2ha以上の畑の所有者がわずか250軒というほど小規模生産がこの地方の伝統です。主流は白のシャスラ赤のピノ・ノワール。ほかにプティットアルバイン、アミーニュコルナラン、ユマーニュ・ルージュなどヴァレー州にしかない希少で古い品種もあります。また、ドールに代表されるブレンドワインや、遅摘み(ヴァンダージュ・タルティヴ)葡萄からつくる甘いワインなど、高品質で多彩なワインがつくられます。